ひろみ(仮名)さん

下の記事よりも前に僕が田舎に帰省した時の話。

だいぶ前に書いた記事にちょっと加筆しました。

メンヘラさんと初めての生理中のセックス - 草食系小男の反撃

 

図書館で勉強しているときに、僕にメールがきた。

ネットナンパで僕が以前にメールした女性だった。

すぐに関西に戻る予定だったので、今日会えないかと打診した。

そしたら意外なことに、応じてくれた。

彼女はボーイスカウトのボランティアに参加しているらしく、何時頃に会えるかわからないということだった。

メールをやりとりしながら、近くの小学校で待ち合わせることになった。

夜いきなり家をでると怪しまれるので、数少ない仲がいいおさななじみの友達と遊んでくるという言い訳をして夜遅くに家を出た。

夏の終わりで、心なしか肌寒かった。

小学校で待っていると、彼女が軽自動車に乗ってやってきた。

暗闇の中だったが、長髪で割りときれいな人だった。

軽く挨拶をかわし、車に乗り込んだ。

気まずい雰囲気の中、お互いに自己紹介をし世間話をした。

自分のこと、子供のこと。

そう、彼女は人妻で二人の子供がいたのだ。

しかも、二人とも中学生の。

彼女は若い頃に遊ばなかったから、今頃になって遊びたいと言っていた。

彼女は経験人数は旦那一人のみで、大学時代に付き合った人と結婚したが旦那にセックスを断られてからセックスレスになったらしい。

そのことを彼女はかなり根に持っている。

お互い核心的な話はしないで、どうでもいい上辺だけの話をひたすら繰り返した。

そうして一時間ぐらいたった。

車を止めて話そうと僕が提案し、田舎の田んぼの脇にある農道に車を止めた。

後部座席に一緒に隣に座って少し話をした。

彼女は僕に食いついているようだったので、彼女の腰に手を回して、僕の方に引き寄せた。

正直、ギラつくタイミングがわからず、めちゃくちゃだったが彼女にキスをすると彼女は静かに声を上げた。

ここで、セックスしようと言ったが、彼女は人が来るかもしれないし、家族にも怪しまれるしもう帰らなければならないと言って拒まれた。

時間は11時を回っていた。

僕はあっさり彼女の要求に応じてしまった。

出会った小学校に戻って、そこで別れた。

 

家に帰りながら、もうメールは帰ってこないだろうと思っていた。

拒まれたのは嫌われてしまったからだと思ったからだ。

次の日の昼ごろに突如彼女からメールが来た。

また会いたいと。

「僕が何をしますか?」と返信をすると

彼女から「先日は我慢させてしまったので、大人の行くところに行きますか?」と返信がすぐに帰ってきた。

当初は昼から会う予定だったのだが、彼女は午前中の用事をキャンセルして午前から会うことになった。

僕の考えとはうってかわって彼女はやる気まんまんだった。

とある駅で待ち合わせ、ホテルに向かった。

ホテルに入ってシャワーを浴び、二人でベッドに寝転んだ。

彼女は部屋を暗くし、一昔まえの音楽をかけた。

彼女は相当欲求不満で家族が寝静まった後不倫のAVを見て、道具を使って毎日自慰行為をするらしい。

そんな話をした後、彼女とセックスをした。

彼女は乳首を強くつねられるのが好きで、つねるとじわ~っと下半身が濡れた。

彼女は正常位で一回、バックで二回いった。

初めて潮も吹いたらしく、なぜかよくわからないが彼女はすぐにトイレに駆け込んだ。

下の記事でもそうだったのだが、また僕はセックスが楽しいと思うことが出来なかった。

マリエ(仮名)さん - 草食系小男の反撃

性欲がないわけではない。

物理的な距離はこのうえなく近づいているのに、何か距離があるような感覚がするのだ。

彼女は精神的には僕に入りこんでいたと思っているようだったけど、僕は入り込まれたように演技をしていた。

書いている現在でもその不思議な距離は消えていない。

結局僕は射精しないまま、二人でベッドに寝転んでキスをしたり、体をからませ合ったりした。

したいと思ったのではなくしなければならないといったような半ば義務感を感じて。

彼女はとても喜んでいたし、なかなかやめようにもやめられなかったのだ。

おそらくその状態で一時間半ぐらい過ごしたと思う。

彼女は僕のことを可愛いと褒めてくれた。

僕からしたら似ても似つかない芸能人に似ていると。

そして気に入ってくれたようだった。

こんなにつまらない演技をしている僕をだ。

普通はナンパ師、もとより男というのはセックスをしたら満足感に浸るのかもしれないが、僕の場合はひどく罪悪感と虚無感に襲われる。

ナンパなんて二度するかぐらいに。

彼女に最寄りの駅まで送ってもらいながら、少し話をした。

またマリエ(仮名)さんの記事の時の朝のような感覚だった。

セックスを通じて親密になるどころが距離が離れているような。

再度もう二度と合わないだろうと思いつつ、電車に乗って帰宅した。

しかし不思議なことに彼女の方から今でもたまにメールが来る。

 

そのあと三回目の講習を受けることになるのだが、ナンパをしていて楽しいですかと聞かれてうまく答えられない自分がいた。

でも最近は少し楽しいかな。

 

脳内がゾクゾクするような曲です。