アポの憂鬱

このように公家さんや流星さんにリツイートしていただいたおかげで、たくさんの人に見ていただいた。

もうみなさんご存知の通り、Kさんは公家シンジさんです。

正直、自分過去を知られるというのは、とても恥ずかしい。

一方で快楽を感じている自分が凄く不思議だ。

露出狂の人なんかが、街で裸体を人前にさらして羞恥心と快楽を感じる感覚はこういうことなのかとか意味不明なことを考えてしまった。

 

先日ナンパに行ってきた。

最初はナンパするのにいいところはないかと適当に散策していた。二三人に声をかけて、割りと反応が良くて勢いがついた。

何か違和感を感じる人だなと思って、OL風の人に声掛け。話しかけた瞬間相手の顔がパッと明るくなるのを感じた。

これはイケるかもしれない。

道聞きから入った。

販売業を掛け持ちでやっていて、お盆休みもなく仕事づけらしい。

ブラック企業じゃないですか!と突っ込んで、ブラック企業の話題にそらしたら、相手が自分の会社のひどいところを僕に前のめりに話してきた。ここでネグを使うべきだと瞬時に思った。

彼女の話に対して、「そうなんですか」と「ふーん」と返事をする。

そしたら、彼女は自分の会社の悲惨さを僕にも理解して欲しいと思って話に熱がこもってくる。

しかしひとしきり話が終わるとだんだん話がトーンダウンしてきた。

でもなんとか番ゲすることができた。

死番になるかと思ったが、返事が帰ってきてひと安心。

 

僕と同じでネグがわからない人は高石さんのブログのこの記事がとても参考になります。

『THE GAME 退屈な人生を変える究極のナンパバイブル』/4 ネグを使って相手の心の中にえぐり込め!

 

道聞きだとガンシカされないので、それに甘んじている自分がいる。

そこで、道聞き以外の声掛けも試してみるが、意外とガンシカされなかった。

声を掛けていく中で凄く美人な人と交差点ですれ違った。

僕はすぐさま反転して彼女を追いかけた。

この人に声をかけなければ、今までの自分から変われないと自分を鼓舞し、声を掛ける。

しかし、道聞きから入ってしまう。

さっきの人と同じように声をかけた瞬間にパッと顔が明るくなる印象を受ける。

これがささっているということなのだろうか。

道を聞きながら、同じ世代ということがわかって相手のテンションが一方的に上がって話が弾んだ。

高知県出身で、短大を卒業し保育士をやっていたが辞めて転職してこっちに来たらしい。

今はサービス業をやっていると言っていた。

彼女との話はとてもスムーズに進んで、ネグを使わなくても自分から話をしてくれたのでやりやすかった。

いつもの何を話せばいいのかわからないと頭の中で考えることなく、言葉が頭の中からスラスラと出てきた。

なんのコンテクストも共有していない人に対してこんな感覚になったのは初めてだった。

そして難なく番ゲ成功。

 

次のターゲットを探しながら、さっきの人にラインでお礼とアポの打診をする。

時間が経つとアポが取りにくくなるので、すぐに打診した。

そしたらあっさりとアポがとれた。

16日に遊ぶことになった。ナンパの講習で初めて番ゲをしたとき以来の嬉しさだった。

嬉しくて、ハイテンションでさっきすごくいいことあったんですよと意味不明な声掛けをしたが、ガンシカ。

そして正気に戻る。

その後はグダグダになりながらも一人から番ゲ。

正直、印象が薄すぎて覚えていない。

 

僕は二年ほどほとんど会話しない時期があった。

それから、人と話すときに壁のようなものを感じるようになった。環境がガラリと変わっても一向に変化がなく困っていた。

そのような壁は他者が作り出しているのではなく、自分が作り出しているのではないかと最近考えるようになった。

彼女と話している間はそのような壁はまったく感じなかった。なぜなのかはわからない。

ナンパにかぎらず私生活に良い影響をもたらしていると前回の記事で書いたが、まさにこのことだ。何か糸口が見えたような気がする。

 

今日は大きな進歩だった。

講習で言われた通り、服装を変えたからかもしれない。

でも一番最初に番ゲした人からは高校生だと思ったと言われたので、僕はもっと大人の色気を身につける必要がある。

途中で話題が途切れてグダグダになることが多いので、友達と話すときもお互い話題が尽きてきたら、もっと会話が続けられるように日頃から訓練する必要がある。

あとは相手のペースになることが多いので、主導権が大きな課題。

そろそろ他の人のナンパを見て学習する必要がある。誰か見せてくださるかたが、いらっしゃいましたら僕のツイッターにリプライやDMをください。

僕から送るかもしれません。

迷惑でしたらすいません。

 

後日、二人目に番ゲした人から14日の夜に変更して欲しいとの連絡があった。

その連絡があってから凄く憂鬱な気分だ。

女の子と二人で飲みに行ったことなんてない。

何を話せばいいかも分からない。

居酒屋も10回ほどしか行ったことがない。

声掛けのフェーズしか知らない。こんな風にネガティブなこと、できない言い訳探しで頭のなかがグルグルでめちゃめちゃだ。これでは何も変わらない。

相手をよく観察して、浮かび上がってくることを話す。

そこでふと現在お世話になっている先生から言われたことを思い出した。

研究において問題意識というのは見つけるものではなくて、自然に浮かび上がってくるものである。

そのためには、たくさんの論文を読んで勉強しなければならない。

すぐに結果を求めようとするな。

最初の頃はコップに水を一滴一滴たらしていくようなもので、結果はでない。

しかしコップが水でいっぱいになるくらい努力したら、一滴注いだら一滴分コップから溢れてくる。つまり結果として現れるようになると。

人生経験や社会経験が不足している僕は、コップに水はほとんど入っていない。

だから話すことが浮かんでこないのだ。新たな一滴をたらすものだと思って、セックスはできなくても楽しんでやってみる。

終わったら結果を報告しますね。

 

最後に僕がナンパする前に自分を鼓舞するために聞く曲を紹介します。