地獄のような日々

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以前の記事で、大学時代はずっと勉強とバイトに明け暮れたという話をしたが、四年になるまで恋人がいないことに関してそんなに深く悩んでいなかった。忙しいからそんな暇はないし金銭的余裕もない、それに身体的なコンプレックスがあるから、まいっか位な感じだった。院試が終わって、一段落して時間に余裕ができた時に大学時代に俺は何をしていたのかを考える日々が続いた。そういえば本当に信頼している友達もいないし、思い出もない。何かしたんだろうか。とてつもない後悔と孤独感で死にたくなるぐらいつらかった。授業もあまりなかったので、実質一週間で卒論の指導の時ぐらいしか会話をしていなかった。孤独に関する本(孤独でいるのは素晴らしい、あの偉人も孤独だったというような本)を二十冊ぐらい読みあさって自分が孤独であることを必死に肯定しようとしていた。孤独は自分を成長させるんだ。孤独を味わえるのはある意味特別なのだと。何度も何度も。カップルを見るとすごく嫉妬心と劣等感を感じた。大学生なんて恋愛が盛んな時期でたくさん恋愛してるんだろうなって。カップルを見る度、「お前は欠陥品だよ」と言われているかのような感じで胸が張り裂けるような思いだった(四年になると就活が終わって遊びまくってるリア充とカップルが増える)。思い悩んで夜寝れなくなってつらくて泣いていた時もあった。女性を見る目も歪んでいって、「どうせ彼氏とやりまくっているんだろ」とか「このビッチ!」とか思っていた時期もあった。リア充に対しても歪んだ感情を持つようになっていった。「自分のほうがこいつらよりも稼ぎは良くなる」、「自分のやりたいことが出来る仕事をやれる」、「どうせ大して頭も良くないんだろ」と。そういう感情を抱く自分に対して嫌悪感を持つようになっていき、劣等感、嫉妬心、嫌悪感の三重苦で自分にとって地獄のような日々だった。大学院では環境がガラッと変わるのでしっかりやりたい。こっちにいる間にナンパでもしようかな。

 

あとがき

私はまったくコミュ障ではない。中学、高校と友達はすごく多かった。しかし、友達に振り回されたり合わせるのに疲れて、大学に行ったらそのようにならないようにしようと決めたため、サークルにも入らず自分の好きにやろうと思っていたらこのようなことになってしまった。